英語力と外国語学習の関係性について

どんな語学を勉強するときにもまず「文法」を勉強するのが一般的であると思うけど、英文法をきちんと勉強しなおかつ理解度が高い人は他の外国語を勉強するのが非常に楽になるのではないかと気付いた。
普段、自分が日本語を話しているときは、もちろん母国語なのでいちいち文法がどうとか気にして話すことはない。「これは過去完了で、、」とか頭の中で考えなくても、自然に話すことができるからだ。
けれども、他の言語を学習する際は何も知らない状態から始めるので、文章の組み立て方を学ばなくてはいけない。文法を知り、熟語を知り、単語を知って初めて文章を作ったり会話することができる様になる。
英語を学習するというのは単に異なる言語を学んでいるということではなく、「文章というのはどういう風に成り立っているのか」を強く意識し確認するためのトレーニングにもなり得るのかなと思った。
留学中に、英文法を改めて勉強しなおし、理解度が高まったせいか、スペイン語を勉強しているとすごく簡単に思える。日本語の文章を考える際にも文章の構成や、それが正しい順序で組み合わさっているかどうかを考えるようになった。やはり語学学習において文法をきっちりやるのは非常に大事なことだ。よく、まずアウトプット(会話)からなどと英会話学校の広告で書かれていたりするがそれは間違っていると思う。もちろん、間違いを恐れずにどんどん英語で会話をして英語で話すことに慣れるのは大事なことだし、結局どんなに文法ができても話せなければその言語を本当に理解しているとは言えないと思うけれど、それにしても文法がわかっていなければ自分のいいたい事は正確には伝わらない。語彙が増えなければ、より深みのある会話をすることは出来ない。文法をきちんと勉強したうえで、それを生かしながら会話に慣れていくのが言語学習の言うならば近道なのかなと思う。
スペイン語はまだドがつく初心者だけれど、機会があればどんどんネイティヴと話して正しい発音を身に着けたい。